中国で出産 日本での出産と何が違う?
初期検査が多い・タブーが多い
中国は国としてできるだけ健康な子どもを産めという政策があるので、ほとんどの人が出生前検査を受けます(日本だと35歳以上の人のみ)。中国人の意識の中にも健康な子どもを絶対産まないといけないという考えがあるので、周りの中国人(先生、中国人家族、知らん人)から妊婦はかなり色々と口を出されます
冷たい飲み物、髪の毛染める、ネイルする、コーヒー飲む、少しだけでもドン引きされます。笑
エコーの回数が少ない
中国は妊娠中期だとエコーが2か月に1回程になります。(日本だと月に1回程)先生の判断によって追加になる事もありますが、不安な方は追加しても良いかと思います。
わたしは他の先生の意見も聞きたくて私立病院のエコーに行ったりしましたよ。
赤ちゃんの性別を教えてくれない
中国は一人っ子政策の影響で男の子を生みたい親が増え、妊娠中に女の子だと分かるとおろす人が急増した過去があります。そのため、国として性別の通知は禁止されています。病院の部屋にも張り紙で「見つけた方は警察へ!」と書いてあるので、お医者さんもエコー画面ですら見せてくれません。
わたしはどうしても性別が知りたかったので、夫の知り合いの先生に紅包を渡して見せてもらいました。笑
たまに男の子なのに、女の子用のブリブリな服を着ている赤ちゃんがいます。笑(反対も然り) 中国では生まれてやっと性別が分かるので、性別が予想と違った場合、こんなことが起こりますが、結構いるので皆あまり気にしません。笑
中国ローカル病院で出産するなら、お医者さんに紅包!
これも本当は禁止されてるんですよ…。でも、中国は産む人が本当に多いので、どうしても優先順位が発生してしまうんですよね。何かあったら絶対嫌だから!という理由で私の周りの中国人はほぼ100%で渡していました。ちなみにうちも渡したのですが、渡しそびれて産後に渡すというアホな事をしてしまい…それが原因ではないと思いますが、今から産む!って時に担当の先生に「じゃあお先に~!」と言って帰られました。笑(もちろん別の先生が見てくれます。)
基本家族が妊婦さんに付き添う
中国では妊婦さんに付き添いがいるのが当たり前なので、病院で妊婦さんがひとりで来ていると不思議に思われます。(日本だと一人で行く事が多いですよね…)病院側も付き添いがいる事がデフォルトなので、一人で行った時は困る事が沢山ありました。例えば、通院中だと予約や支払いの手続き(日本みたいに受付→受診→支払いではなく、手続きがすごく多くてしかも病院も大きいのでそれぞれ遠い)に行ったり、列に並ばないといけないのですが、妊娠中の体調によってはかなりきついです。また入院中だとご飯が運ばれて来た時に、病室の前で「取りに来て~」と言われたりします。「いや、私今点滴中で動けないんですけど…」と言うと、「え?誰も家族の付き添い来てないの?」みたいな感じで驚かれ、毎回同室の妊婦さんのお母さんが色々助けてくれていてました(すごく申し訳なかったです。)※中国でもサービスが良い私立病院などは看護師さんやお手伝いさんが手伝ってくれると思います。
出産時、夫の協力がないと絶対無理!
日本では看護師さんがやってくれる事が、中国のローカル病院ではすべて自分達でやらなければいけませんでした。例えば、日本で出産する場合、立ち会いの夫が手伝ったとしても「声掛け」や「背中をさする」ぐらいですよね。ですが、中国ではめちゃくちゃ働かされます…(笑)先支払いの出産費の支払い、薬の受け取り、出産中の食事や飲み物の手配、出産に必要な物品の買い出し、出産の援助(足持ったり、シモの世話等全部!泣)、出産後も赤ちゃんのお世話(ミルク、オムツ替え、夜泣き対応)も私が帝王切開で動けなかった事もあり、全て夫が一人でやりました…。コロナ禍という事もあり、立ち会いが一人だけだった事もりますが、夫の負担がかなり大きかったです。
本来だと月嫂阿姨(子育て専門のお手伝いさん)や、義両親も入れるのでもう少しマシかも!
へその緒を貰えない!
中国ではへその緒を残しておく習慣がないです。わたしは先にお医者さんに伝えていたのですが、担当の先生が途中で帰ってしまったので、超絶悲惨なお産の後、死ぬ気で「、、、へその緒をください!」という羽目になり、先生達に爆笑されました。しかも先生は初めてへその緒が欲しいと言われたので、どれくらい渡せばいいか分からなかったらしく、かなり多めに残してくれた様子。病室に戻った後、ジップロックに5㎝程のへその緒が2本入っていて大爆笑しました。もはや剥いた後の海老にしか見えず、その後しばらく海老が食べれないというちょっとしたトラウマになりました。笑
へその緒は貰わなくても、赤ちゃんについている方の残りを保存しておくといいよ!
胎盤を食べる?!
中国では(上海だけ?)出産の時に、自分の胎盤を食べるかどうか病院から聞かれます。笑 私は自分の胎盤を食べるというのが気持ち悪い!と思って当時は廃棄してもらいましたが、栄養価が高いので中国では食べている人が多いです。私もネタになるので食べておけばよかったですね。食べた方、食レポ下さい。笑
胸が張って痛い時は冷やしたキャベツを貼る(笑)
出産後、母乳が出るようになるのですが、うまく出なかったり詰まったりで胸がガッチガチに張って熱を帯びてきます。それを冷やすために中国ではキャベツを冷蔵庫で冷やしておいて、痛くなったら胸に貼ります。(笑)最初キャベツを胸に貼っている絵面が強烈すぎて、自分は何をやってるんだろう、、、という気持ちになりますが、効果は絶大です。日本で産む人も是非やってみてください。(笑)
出産後、入院できる日数が短い!
普通分娩で2~3日、帝王切開で4~5日です。(日本だと普通分娩4~5日、帝王切開で6~8日)私は帝王切開で4日目に出て行ってと言われたのですが、激痛すぎて動ける気がせず、1日増やしてもらいました…。泣
それでも痛すぎて泣きました。
出産後、月子中心に通うか月嫂阿姨(子育て専門のお手伝いさん)を雇う人が多い!
中国では、看護師さんや助産師さんの仕事の範囲が日本程広くないです。日本だと出産後に助産師さんが育児の方法を教えてくれたり母乳ケアをしてくれたりしますが、中国は少ないです。そのため、多くの人が月嫂阿姨(子育て専門のお手伝いさん)を雇う、もしくは月子中心に通います。中国では出産後1ヶ月(月子の期間)は絶対に動くな!と言われており、ここで無理をするとその後の身体にかなり影響すると言われています。そのため、月子中心という専門の病院のような所で子どもの面倒や出産後の母親の身体のケアを行います。
月子中心や月嫂阿姨は春節や国慶節期間金額が高くなる事も…けっこう予約が早く埋まりやすいので、早めに計画してね!
中国出産の場合、日本の出産一時金が貰えないかも
わたしは最初日本から海外転出届を出す時に、市役所の方から「一時帰国の時に短くても住民票は戻せるし戻しに来てくださいね。妊娠が分かれば又住民票を入れに来て、国民健康保険に入れば出産一時金がもらえます。」と言われていたんですが、コロナで日本に帰れず結局一銭も貰えませんでした。泣(コロナの一時金10万円も貰えなかった)周りでは上手く全部貰っている方もチラホラいて羨ましかったです…。ただ、最近は厳しくなっているのか、1年以上日本に定住していない人は住民票がいれられないとも聞くので、基本は無理なのかもしれないですね。
まとめ
家族全員で協力しながら乗り越えよう!
日本人が中国で出産するのはやはり文化や習慣の違い、言葉の問題や病院システムの違うので本当に大変だと思います。ですが、家族皆で協力すればいい思い出になると思います!この記事が少しでも中国出産をされる方の参考になれば嬉しいです!
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